【茨城県】トイプードルとラグドール/遺伝子検査とキャティーハートの今後

近年、ペットショップやブリーダー間で遺伝子検査実施が浸透してきていますね😊

遺伝子検査は『遺伝病検査』になりまして、その品種ごとに発症しやすい遺伝病の遺伝子を持っているか

持っていないかを検査するものです。

遺伝子を持っていると7～10年後に発症するリスクがあると言われています。

キャティーハートでは『優性遺伝』を優先的に検査を実施しています。

子供は両親の遺伝子を受け継ぎます。

優性遺伝は、片親の異常がある遺伝子が1つ受け継いで発症してしまうもののことです。

片方を押さえつけて表に出てくるものなんです。

逆に遺伝はしていても発症しにくいものに関しては、劣性遺伝となります。

血液型の例は聞いたことがあるかもしれません😊

A型（B型）とO型の子供は、ほぼA型（B型）になりますよね。

ですので、A型・B型が優性遺伝、O型が劣性遺伝となります。

・クリア（又はノーマル）：発症リスクはほぼなし。

・キャリア：1代限りであれば発症はほぼしませんが、片親からの遺伝子を受け継いでいます。

・アフェクテッド：高確率で発症します。

犬のキャリア劣性遺伝(発症リスクなし)の為、発症しません。

猫のキャリアは優性遺伝(発症リスクあり)のものがある為、優先的に検査を実施しています。

上記の検査結果を見てしまうと

クリア（ノーマル）だから絶対大丈夫！

キャリアだからダメだ。。。

と思ってしまう方がほとんどだと思いますが。。。（アフェクテッドは別として）

このブログでも過去に何度か記載していますが、生き物に『絶対』『100％』はあり得ません。

この検査結果はあくまで『先天性』のものですので、後天的に発症するリスクはどの子にもあります。

特に高齢になれば、人間と同じようにあちこち悪くなるんです。

別のブリーダー様がこのことで訴訟問題に発展した事もあるそうです😱

キャリアであっても特に病気する事なく天命を全うしている子も実際いますし、遺伝子検査結果がクリア（ノーマル）でも

後天的に発症して突然死や介護が必要になった子もいます。

もちろん検査項目以外の病気のリスクも沢山あります。

だからと言って全部発症するわけではありません。

猫のキャリアは発症リスクが高い、犬のキャリアは大丈夫なんて話もありますが

鵜吞みにしない事をオススメします。

最初から絶対発症すると分かっている世の中なのであれば、予防策もあるでしょうし

まず人間から病気がなくなっていてもおかしくない話ですよ😔

結果がどうであれ、その結果が100％ではない事をご理解ください。

動物は、可愛いだけでは飼えません。

可愛がるだけなら誰でもできますが、飼育はまた別のお話。

正直、発症するかしないかわからない結果をそのまま信じるより、お迎え後の定期検診の方が重要かと思います。

とは言っても、高いお金を出して購入する場合は何もない方が良いのは当然ですよね😅

ですので、発症リスクのあるものを優先的に検査をして、クリア(ノーマル)だった子を両親にしていこうと思っております。

色々と考えた結果、今後のブリードはトイプードルとポメラニアンを少数精鋭でマルチーズ主力で行こうかと！

キャティーハートが安定したら猫の方もまた力を入れていきたいと思っています😊

動物ですので、病気関係なくブリードに不向きな子もいますので

一般家庭で幸せに暮らせるように里親募集をかけています。

検査結果によっては同様にしていかないとと思っています。

一番避けなければいけない事は、多頭飼育崩壊ですからね💦

それでも里親さんが決まらなければ、キャティーハート老人会のお部屋があるので

最期まで飼育します。

毎日目まぐるしく情勢が変わって、一般の方々の認識も変わってきていますので

それに合わせてブリーダーのやり方も変えていく必要があります。

費用面の問題が一番大変なので一気に変える事はできませんが、今できる事を少しずつ進めていますので

これからもご理解・ご愛顧いただけますと嬉しいです🙇‍♀️